全国的に見ても独特の響きを持つ京ことば。しかし、メディアの影響で、特に若年層では共通語化が進んでいます。さらには大阪を中心とした関西圏の言葉も混じり、古くからの「京ことば」を使う方は次第に少なくなりつつあります。現在京都で使われている言葉は、年代・性別・職業等の違いで様々に変化し用いられています。
例えば、喫茶店で「コーヒーを下さい」と京都に方に言って頂くと…
コーヒーちょうだい/コーヒーたのむわ/コ−ヒおくれやす/ブレンドにしとくわ/ブレンドくれへん?/ホットお願いします/ホットにしときますわ/コーヒーひとつ!/コーヒおくない/コーヒーオクレヤサシマヘンヤロカ?
…と、十人十色!たった1フレーズで、こんなにも違いが出てきます。
まさに、それぞれが様々な言葉を話しているわけです。さらには、言い回しや喋り方も、個人や状況により全く異なってきます。
「言葉は常に変化し、揺れている」とは、「もっと!もっと!京ことば」CDの監修をしていただいている堀井令以知教授(関西外国語大学)のお言葉ですが、この事実をふまえ、京ことばを三世代に分類し、キャラクターを設定。「現代京ことば」として制作をしております。それぞれの京ことばを、どうぞお楽しみ下さい。
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